お出かけらんらん

お出かけした場所の記録です。

張り切って逝きましょ。生きましょ。

深夜に書くのが日課になってきた今日この頃。
相変わらず更新頻度は低いですが。
では早速オススメ本の紹介ナリ〜。


へんないきもの』 早川 いくを(著) バジリコ

最高でした。

本当面白いんですってば。

本の内容は、普段あまり目にしないような深海の生物などを解説。
モノクロの絵入りで。

で、それの何が一体面白いのかというと
作者の解説。

生き物の特徴などを 擬人化して人間社会に置き換えてみる。
その上で作者の感想。 何なんですかこのシュールさは。

とにかく、読んで損はしません。
生き物の知識は増えるし、笑えるし、一石二鳥。
 
 

『殺戮にいたる病』 我孫子 武丸(著) 講談社

とにかく、オチにびっくり。「マジで!?」みたいな。
自分の予想してたのと全然違う。 
別にそんなオチを付けなくても十分読み応えのある作品なのに
最後で裏切ってくれた。 良い裏切り。 こういう本好きです。

これは小説で無いと出来ない手法だと思う。
実は女だったとか、実は子供だったとか。
そういう良い裏切りの本、自分も書けたらいいな、と思う。
 
 

送り火』 重松 清(著) 文藝春秋 

重松さんの話は、いつも心にグッときます。
良い意味でも悪い意味でも。

私は最近、将来に希望が持てないんですよね。
なんか子供の頃に何もしてなかったことに後悔しているような人生しか思い描けない。
だったら今から何かすれば良いんだろうけど、何も出来ない。
そんな自分が凄くイヤ。でも変えられない。それがイヤ。イヤの連鎖でももいイヤいや嫌。

この作品にも、そういう大人が出て来るんです。
仕事に失敗しちゃったりする人。
でも、最終的には全てがハッピーエンド(なのかどうかは人それぞれかも知れないけど)なので
救われた気がします。