よくわからんタイトルですが とりあえず本の紹介と行きましょうか。
ただいまの時刻は4時4分です。ちょっぴり不吉な予感。
実は来週から期末テストなワケです。
テスト期間になると読書欲がウズウズと湧き出てくる。
2日で6冊くらい読んじゃった気がします。でも今回紹介するのが6冊になるかどうかはわかりません。
やってみなくちゃわ・か・ら・な・い!
『僕らはみんな生きている』 坪倉 優介(著) 幻冬舎
ノンフィクション。事故で記憶を失った青年の手記です。
とりあえずの感想は、「性善説」を信じたくなりました。
記憶を失った青年は、争いが嫌いで、何ににも興味を持っていて、とても純粋。
人間は、生まれて何も知らないままなのなら 清く生きられるだということを教えてくれました。
記憶のない青年の、物象に関する描写がとても良い感じ。
ありのままなのだけれど、とても美しく感じる。
不満な点は、一体いつから書き始めた手記なのかがよくわからないということ。
手記の途中で平仮名を練習しているというコトが書かれるのだけど
「じゃあその前の文はどうやって書いたんだ?」と疑問。
そこら辺が最後までわからなかった。
『ニート―フリーターでもなく失業者でもなく』 玄田 有史(著), 曲沼 美恵(著) 幻冬舎>
ネットのどっかで「ニート」って言葉を聞いて 気になったので借りてみた本。
そして感想。 やっべぇ・・・自分なりそうだなぁ、みたいな。
やりたいことが見つからなくて、でも妥協はしたくなくて、自分に自信が無いから。
将来のコト、真剣に考えなくちゃいけないなぁって思い知らされました。
そして、自分の夢をちゃんと追ってみようかとも思った。
自分の夢が何なのかも、まだよくわかっていないけど。
『不思議じゃない国のアリス』 沙藤 一樹(著) 講談社
沙藤一樹氏は大好きな作家のうちの一人ですが、この短編集は、ぶっちゃけあんまり微妙でした。
オチが「・・・で?」って感じのが多い。「ここで終わりなのかよっ!」てのも多い。
が、自分は「空中庭園」は好きです。
自分の考えてるオチであってるかわからないけど、凄い終わらせ方だと感動。
沙藤氏の作品は「D-ブリッジテープ」といい救われないことが多いですね。
そこら辺が乙一氏とは違う感じ。 でも好き。
『「ブス論」で読む源氏物語』 大塚 ひかり(著) 講談社プラスアルファ文庫。
自分は、日本文学科に進もうと思っていますが、古典は好きくありません。ぶっちゃけ嫌いさ。
が、『源氏物語』は凄いと思いました。この本を読んで再認識。
紫式部の、細部まで計算し尽くされた人物構成にただ唖然。
本当に千年前の作品か? むしろ一人の人間の作品か?と思いますた。
そして痛烈に 『源氏物語』という古典作品が今現在も読まれているという事実
本というものは 文章の巧みさより内容の上手さに尽きるのだなぁ
と、感じました。
4冊でしたね。